2016年04月04日
よそ見わき見気まま旅/第32回
我が故郷・下関の友・中村 佑君の旅紀行:
~よそ見 わき見 気まま旅~
第32回 白川の関
※菊舎【江戸時代の上流文学者で、俳人】
http://kikusha.com/kimama0.html
冠を正し衣装を改める心持ちで芭蕉は白川の関を越えました。
だけど白川に関する菊舎の記述は多くありません。
手折菊に、白川の関路をふみわけ処々で句を詠みはしたものの
「おふかたはわすれぬ」と書いています。
芭蕉が白川の関を越えたのは、卯の花が咲く季節。
曽良の句「卯の花をかざしに関の晴れ着かな」の一句が
奥の細道に見えます。
菊舎が越えたのは真冬でした。
季節こそ違え菊舎の句が残っていれば、
関所を越える二人の気持ちの対比を楽しむことが出来たのに、
と残念です。
関所跡後方の小高くなった辺りはカタクリの自生地です。
季節が少し早すぎた所為で数輪の花を目撃しただけでしたが、
皐月の風に揺れる姿は可憐です。
関所より少し南、栃木県との県境附近の旧奥州街道上には、
追分明神があります。義経が平家討伐のため平泉をあとに、
戦勝を祈願した場所がこの明神だと伝わっています。
(中村 佑) 2016年4月2日
▼筆者撮影の白川の関二カット!
(1):カタクリ自生地
(2):追分明神
~よそ見 わき見 気まま旅~
第32回 白川の関
※菊舎【江戸時代の上流文学者で、俳人】
http://kikusha.com/kimama0.html
冠を正し衣装を改める心持ちで芭蕉は白川の関を越えました。
だけど白川に関する菊舎の記述は多くありません。
手折菊に、白川の関路をふみわけ処々で句を詠みはしたものの
「おふかたはわすれぬ」と書いています。
芭蕉が白川の関を越えたのは、卯の花が咲く季節。
曽良の句「卯の花をかざしに関の晴れ着かな」の一句が
奥の細道に見えます。
菊舎が越えたのは真冬でした。
季節こそ違え菊舎の句が残っていれば、
関所を越える二人の気持ちの対比を楽しむことが出来たのに、
と残念です。
関所跡後方の小高くなった辺りはカタクリの自生地です。
季節が少し早すぎた所為で数輪の花を目撃しただけでしたが、
皐月の風に揺れる姿は可憐です。
関所より少し南、栃木県との県境附近の旧奥州街道上には、
追分明神があります。義経が平家討伐のため平泉をあとに、
戦勝を祈願した場所がこの明神だと伝わっています。
(中村 佑) 2016年4月2日
▼筆者撮影の白川の関二カット!
(1):カタクリ自生地
(2):追分明神
Posted by あづみのきみ麻呂 at 14:35│Comments(0)