2016年11月08日

よそ見わき見気まま旅:第39回

よそ見わき見気まま旅:第39回


▲安土城の石段の中に組み込まれている仏足石▲


◆よそ見わき見気まま旅・第39回「中山道(安土)」:

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菊舎の立寄り先の中に河並の文字が見えます。

歩いた道筋から、現在の東近江市五箇所川並だと考えられます。

安土城のすぐ近くです。

記録にはありませんが、間違いなく安土城に寄っていると思い、

気ままな旅人も訪ねてみました。
 
 安土城址は豊浦にあります。

菊舎の故郷山口県にも豊浦の地名があり、とようら、と読む所と、

とよら、と読む場所がありますが、

此処では、といら、と読みます。

読み方にも地方色があるものだ、

と感心しながら城址に辿り着いて驚きました。

天守閣まで自然石の石段が600段以上も続くのです。
よそ見わき見気まま旅:第39回


 
 
 更に、石材を収集するのがいかに大変だったか、

手当たり次第石を集めた様子が石段上ると判ります。

石組の所々に何処から運んで来たのか、

石仏をそのまま使っています。

流石にちょっとこれは踏みつけるわけには行きません。
 
 石垣には仏足石まで使われていたようです。

崩れた石垣の中からみつかった石が、

天守閣までの途中に据えられています。

仏足は釈迦の足跡。

石仏と同様単に石材として使われたあたり、

石工達の宗教観が想像できます。
 
(中村 佑)    2016年11月6日


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