2017年07月21日
中村佑旅紀行「よそ見わき見気まま旅・第45回」:
◆第45回 中山道(下諏訪):
諏訪といえば諏訪大社。
そして何よりも御柱祭が有名です。
ただこの祭りは、寅の年と申の年にしか行われない式年祭のため、
気ままに出掛けても観ることは出来ません。
だけどいつでも優しく迎えてくれるのは諏訪湖です。
地殻変動で地表が引き裂かれて出来た信州一の湖です。
気ままな旅人が訪れた4月の湖は、
ひねもすのたりのたりかな、という風情でした。
しかしこの穏やかな湖が冬季、湖面全体が凍結した激寒の夜、
激痛に耐えかね突然悲鳴をあげると教えられ驚きました。
湖面を覆った氷が、夜になって気温が下がると
一気に凍結が進んで膨張します。
すると膨張の限界を超えた氷は激しい音を発てて割れ、
盛り上がるのです。
その高さは50cm~1mにもなり対岸まで続くそうです。
御神渡(おみわたり)と呼ばれています。
写真の諏訪湖はとてもそのような激しさを
隠しているようには見えません。
沖合にゆったり浮かぶ像は八重垣姫のブロンズ像です。
上杉謙信の娘ということになっていますが、
架空の人物です。浄瑠璃に登場するそうです。
八重垣姫が、白狐の力を借りて氷った諏訪湖を
渡った話が像の由来だとか。
湖面に浮いたように設置されているのは
そういう訳があったのですね。
(中村 佑) 2017年7月17日
諏訪といえば諏訪大社。
そして何よりも御柱祭が有名です。
ただこの祭りは、寅の年と申の年にしか行われない式年祭のため、
気ままに出掛けても観ることは出来ません。
だけどいつでも優しく迎えてくれるのは諏訪湖です。
地殻変動で地表が引き裂かれて出来た信州一の湖です。
気ままな旅人が訪れた4月の湖は、
ひねもすのたりのたりかな、という風情でした。
しかしこの穏やかな湖が冬季、湖面全体が凍結した激寒の夜、
激痛に耐えかね突然悲鳴をあげると教えられ驚きました。
湖面を覆った氷が、夜になって気温が下がると
一気に凍結が進んで膨張します。
すると膨張の限界を超えた氷は激しい音を発てて割れ、
盛り上がるのです。
その高さは50cm~1mにもなり対岸まで続くそうです。
御神渡(おみわたり)と呼ばれています。
写真の諏訪湖はとてもそのような激しさを
隠しているようには見えません。
沖合にゆったり浮かぶ像は八重垣姫のブロンズ像です。
上杉謙信の娘ということになっていますが、
架空の人物です。浄瑠璃に登場するそうです。
八重垣姫が、白狐の力を借りて氷った諏訪湖を
渡った話が像の由来だとか。
湖面に浮いたように設置されているのは
そういう訳があったのですね。
(中村 佑) 2017年7月17日
よそ見わき見気まま旅―最終回―ただならぬ山
よそ見わき見気まま旅―45回「諏訪湖」―
よそ見わき見気まま旅―第44回「中山道・下諏訪」―
よそ見わき見気まま旅―第42回―「中山道(妻籠)」
よそ見わき見気まま旅―第40回―
よそ見わき見気まま旅:第39回
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Posted by あづみのきみ麻呂 at 15:38│Comments(0)
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